子供の麻酔・治療について
子供の麻酔について
結論から言うと、局所麻酔は2〜3歳頃から可能です。
ただし、これはあくまで目安で、実際には「お子さんの成長や協力度」「治療の内容」「歯科医師の判断」によって変わってきます。
一般的な虫歯治療や抜歯で使用されるのは「局所麻酔」といって、治療する部位だけを一時的に麻痺させるタイプの麻酔。注射で行うことが多いですが、最近では表面麻酔(ジェルやスプレー)を先に使って、注射の痛みを感じにくくする工夫もされています。
年齢よりも大切なのは「協力できるかどうか」
小児歯科の現場では、実際の年齢よりも「どれくらい説明が通じるか」「じっとしていられるか」といったお子さんの協力度がとても大切です。
たとえば、3歳でもおしゃべりが上手で歯医者さんに興味津々な子もいれば、5歳でも診療台に座るだけで涙が出てしまう子もいますよね。
そんなとき、小児歯科の先生たちは無理に治療を進めるのではなく、お子さんのペースに合わせた対応をしてくれます。
場合によっては、いきなり麻酔を使った治療ではなく、「診療室に慣れる練習」からスタートすることもあるんです。麻酔をしての治療は概ね6歳頃からはだいたいのお子さんで可能と考えます。
虫歯の治療について
虫歯の治療について、上記であるように協力の度合い・麻酔の可否によって処置が変わってきてしまいます。下記のように進行度によって処置が変わります。
進行度別の主な治療法

• CO(初期の虫歯/白濁):
削らずに、フッ素塗布やシーラント(奥歯の溝を樹脂で塞ぐ処置)で様子を見ます。
• C1(エナメル質の虫歯):
最小限だけ削り、コンポジットレジン(白い詰め物)やグラスアイオノマーを詰めます(麻酔を使わないことも多いです)。
• C2(象牙質の虫歯):
虫歯の部分を削り、レジンや詰め物(インレー)で修復します。
• C3(神経まで達した虫歯):
ズキズキとした痛みが出ることが多く、神経の治療(抜髄・生活歯髄切断法など)や、乳歯用の被せ物(クラウン)を装着します。
• C4(歯の根っこだけになった状態):
やむを得ず抜歯となり、永久歯が生えてくるスペースを維持する装置を使うことがあります。
進行度による処置内容についてですが、協力度や麻酔の可否で予定の処置ができない場合があります。
虫歯で穴が空いているが麻酔ができないため、虫歯の進行を止める・遅らせる薬しか使用できないケースが6歳未満ではたくさんあります。
その場合はクリアコートやホワイトバーニッシュ、フッ化ジアンミン銀等で虫歯の進行抑制して、処置可能な時期まで経過を見ていきます。
※歯に穴が空いているため歯ブラシを入念にしていただきます。また歯の検診では毎回【C】の判定がでます。



